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こめんと

まあまあ(10点)
2009年8月23日
芋愚

経済関連の話題が多いですねw日本人というのは、欧米型の資本主義を受け入れるには、
「チキン」過ぎたのだろうと私は思います。競争原理を取り入れた結果、
労働者は夢と金を手に入れる希望のために働くのではなく、
落ちぶれることの恐怖感で働くようになってしまった。経営者や投資家は、
再現性とその説明ばかりを求める。

投資するに当たり
「どういう取り組みをしてそれを達成するのか?」
ということを求める。

問題が発生したら、
「こういう取り組みをして再発を防ぎます。」
という言葉を求める。実際のとこ、どーなの?みたいな会議ばかりで、
中身のない言葉ばかり作りだそうと必死。

経営者は投資家にそれを求められ、
部店長は経営者にそれを求められ、
労働者は部店長にそれを求められる。「良いものには価値がある。」
「悪いものには価値がない。」結局はそういうことなのに、
それがどうでもよくなってきてる気がしますね。

売れるってことは、モノが良いことと、
運が良かったってことが殆どだと思うんだけど、
それに説明をつけなきゃ、次の投資ができない。「こういう取り組みをした結果、売れました。」
・・・これで安心しているんでしょう。
もちろん、消費者や労働者にも原因はあります。ぼくはゲームの攻略サイトを利用してるんだけど、
フリーでよくここまでやるなぁと感心するようなところが沢山ある。

タダで優良なコンテンツを利用しているんだよね。
実際のところは、広告バナーやアフィリエイトが目的で運営されてるんだろうけど。

ぼくたち「チキン」な消費者は、
優良なコンテンツに対しても、金を払うのを戸惑います。
いみじくもあなたが言っているように、
「売れる」はずのものが売れないということでしょう。
そんなぼくたちを「動かす」には、「広告」という架空の価値を創出して、
金の動きを作らねばならない事情があるように思えてなりません。・・・ただ、「広告」や「営業」は、調子に乗りすぎですねw順当に売れるものを、正しく売るのが目的で作られた価値であるのに、
売れないものを売れる力があると勘違いし始めたのが原因でしょう・・・。

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