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フリーボールマウス コンビ

Arvel

傑作(30点)
2002年3月15日
わたなべ

Arbelのトラックボールつきマウス。ホイール部分にトラックボールがついており、デフォルトではトラックボールがホイールになっている。簡単な操作でマウスをホイールにしてトラックボールでポインタを移動させるモードにすることもできる。

ホイールは通常、がくがくしているものが第4/5ボタンのクリックに相当しており、ガクガクと信号が同期していることが前提となる。私はこの前提さえ守らないひどいマウスも数々見てきたが、ここまできっぱりと同期を諦めたマウスは初めて見た。

使ってみると、このトラックボールは思いのほか正確で、通常のホイールよりも細かい作業をしているような錯覚につつまれる。まさにフリーボールマウスの名に恥じない操作感だ。
また、トラックボールをポインタの動作、マウスをホイールにするモードもそれなりに使える(最初は混乱することは保証する)。

難点は中ボタン(通常のマウスのホイールをクリック)が押しづらいのと、中ボタンでドラッグできないので kterm のメインのメニューが出ないことくらいかな。ブラウザでジェスチャーとかって中ドラッグを使ってる人も不便かもしれない。

というわけでなかなか気持いのいいマウスである。買っても損はしないよ。とにかくこの意外にフリーなホイール感覚は抜群と言ってもいいだろう。

サイズがサイズなので、ぼくは常用するほどではないかな。
ていうか、単にジョークで買ったんだけどね。

ついでに次のマウスまで予言してしまおう。フォースフィードバック(振動)マウスはロジテックが出したし、トラックボールホイールマウスはこのArvelが出した。必然的に、次のマウスはボタンを押す強度を約3段階で検出できるものになるはずだ。強く押したらダブルクリックと同じ、みたいな(笑)。出すとしたらMSあたりかな。おれの嫌いなサンワサプライに出されたら買えないからすごく困る。
ちなみに、PS2のコントローラのボタンも強度を検出できるものだ。少なくともL1ボタンは強く押した場合と弱く押した場合で挙動を変えるゲームがある。

[参考]
http://www.arvel.co.jp/freeball/
freeball.html

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