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SDガンダムXとGX
戦争物ロボットアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズに出てくるロボットのデザインをデフォルメしてシミュレーションゲームとして仕立て上げられたゲームシリーズの、プラットフォームをスーパーファミコンに移しての作品。マシンの性能が上がり、複数のユニットが同時に戦うようになったり、戦艦にロボットを載せられるようになったりした。

マップがタイルのような四角四面からサッカーボールみたいなヘックス(六角形)になった。サッカーボールは五角形もまじってるけど。

この作品の何が良かったかって、宇宙と地球や惑星のマップを行き来できることと、戦艦にロボットを搭載できることだった。それまでの作品ではロボットが単体で行動したり、せいぜい何体かのロボットで部隊を作ったりする程度だったけれど、この作品からは戦艦+数体のロボットという組み合わせが出来るようになった。もっとも、戦艦は高いので輸送用に使いまわすことが多かった覚えがある。ともかくこれで現実の戦争のように空母と艦載機というような機動艦隊っぽいものが作れるようになった。マップが広く、どこの都市を占領しよう、みたいな戦略的な思考をするのが楽しい。

複数のロボットで敵の強いロボットをボコれるのもよかった。強いロボットがヒーローのようになって敵の雑魚を一掃するのもそりゃ楽しいだろうけど、量産型の弱いロボットを何体も作ってそこそこの敵を倒すのが私は一番好きだった。

ただ、なんともいえない味気なさも感じた。マシンのパワーが上がって色々なことが出来るようになって、割と本格的なシミュレーションゲームっぽくなっていたのだけど、そればかりが発展していて隙間を感じさせた。マップはゲームシステムを生かした遊びがいのあるものばかりだったけれど、ガンダムというアニメ作品の実際の世界観からは大きく隔たっていた。

敵があんまり頭がよくないのも惜しかった。スーパーファミコンなりにがんばってはいたのだろうけど。

ガンダムシリーズには色々な作品があり、このゲームにもそれらの作品が取り入れられている。しかし一般には、当時小室哲哉が率いていたTMネットワークによる音楽や人気キャラのシャアが出てくることなどでヒットしたアニメ映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」までしか幅広い人気がなかった。その後のF91やVガンダムに出てくるロボットは、当時の私にはなじみが薄く、なんだかイヤな感じがした。最近になってVガンダムを見て、敵のザンスカール帝国のロボットなんかには割となじみが出たけれど、そういえば今に至るまでF91は見たことがないんだった。

パソコンではシステムソフトという会社の大戦略というシリーズに人気があって、私はその中でもシンプルで遊びやすいというSUPER大戦略を結構やりまくった覚えがあるのだけど、このSDガンダムXやGXは家庭用ゲーム機であるにも関わらずこれらパソコンのシミュレーションゲームに負けず劣らずな戦略性を持ったゲームだったと思う。
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