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ショーン・オブ・ザ・デッド
 ゾンビ映画の金字塔「ドーン・オブ・ザ・デッド」に感銘を受けた
若い世代のクリエイター達が作り上げた、全く新しいスタイルのゾンビ映画。

 個人的な感想としては、、とにかく最高だった。。
切り口はゾンビといいつつ「コメディ」だったのだが、
これまでに見たことがないほど斬新で、面白かった。

 主人公は、20代後半のダメなサラリーマンで、なおかつオタク。
職場ではバイトの若者にナメられ、
私生活では無職のダメな友人と同居してTVゲームばっかりしている。
 不釣合いに美人な恋人ができたのはよいが、
同年代の女性は、男と比べて「老い」に敏感で、
どんどん行動派になってゆき、自分とのギャップが生じるようになる・・・。
そして、
そういう現状に悩みながら、成長しようと努力している・・・だがうまくいかないw

 同年代のオタク社会人としては、もう、こういう設定でググっときてしまう。

 主人公は、そんな生活をおくっているなか、
ゾンビによる事件にまきこまれる。。
そして、成長してゆく・・。
・・・ラストでは、ちょっとオタクに都合のいい結末ではあったが。

 登場人物像などがしっかり作られた上での物語なのだが、
コメディとしても上質。
笑って泣いて、泣いて笑って・・・。

 「ドーン・オブ・ザ・デッド」をはじめとするホラーの名作たちは、
時代背景にベトナム戦争があった。
平常でない時代だったからこそ描けるものがあったのだと思う。
現代でそれらの名作をなぞるという行為が数々の駄作をつくってきた。。
時代に合わせた説得力ある作品でなければ、名作足り得ないのだろうと思った。
 「今」の時代を見事に描ききった本作は「名作」と呼ばれるようになることは間違いないだろう。

 欠点としては、現代映画らしくスピーディーでスタイリッシュな展開を
重視するあまり、現実的には不自然なところが目立ってしまうところだが、
それを気にしては無粋かなと思う。
作者の伝えたいことが伝われば、、それでいいとおもう。


 ともあれ、この作品は、現在では私の中でナンバーワンの地位となった。
近年の映画でここまで感動した作品はなかった。
スタイリッシュになる一方で中身が薄くなってゆく現代映画に失望していた私は
これから先の映画に希望を見出せなかったのだが、
180度見方がかわった。

 だが、、モンダイは、この映画が日本未公開だということw
日本のバイヤーは見る目がないということを思い知らされた。
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